2016年 05月 30日
花嫁レポート |
唐突に私事ですが、昨年の5/30に結婚式を挙げまして、ちょうど一年経ちました。
自分のウェディングドレスと、新郎のシャツを手作りしました。
書こう書こうと思いながら月日が経ってしまい・・・
一年前のことを思い出しながら、製作のことなど、お伝え出来るといいなと思います。
一年前の5月は、オーダーや百貨店出店や宝塚スカイステージのお仕事などで、たまたまちょうど多忙を極めていて、
ウェディングドレス製作に費やせる日数は、3日。
それまでにデザインやある程度のイメージは固まっていましたが、
1日目でパターン~仮縫い、
2日目に裁断~縫製、
3日目は縫製、仕上げ
という手順で、ミスなく滞りなく運ばなければならない状態でした。
生地は、レース、シフォンをメインに、ゴテゴテしないように。
純白より、オフホワイト。
デザインは、オフショルダーだけ決めて、あとはそれをいかすように。
決めたことは、ざっくりそれだけ。
生地は製作日までに時間を見つけて、数か所で調達しました。
特にポイントとなるレースはかなり探し、いろいろ購入しましたが、
最終的に、江坂の大塚屋さんで買った生地レースを使用しました。 割と普通の生地レースですが、スカラップ(生地端のなみなみ)の大きさがちょうどよかったので、こちらにしました。
こちらが最後まで悩んだレースでした。 デザインの構造上、生地端のレースをそのまま使用することにして、生地は決定。
スカート部分のパターン。大きすぎて写真に収まっていません。 大きい場合は、床に裁断シートを敷いて裁断します。
実際にレースを当てていきます。
このへんは、型紙を使わずボディに直接着せつけていく、ドレーピングという手法です。 すでに結婚式の5日前だったので、お友達にウェディングネイルをしてもらったあとでした。
ネイルは、シンプルな白のグラデーションにしてもらいました。
普段ネイルしないので、俄然テンションあがりました~!
仮縫いもしたのですが、出来上がったあとでもっと袖を削ってもいいかもと思い、黒テープでラインを修正して、直接カットしていきます。
仕上げです。
後ろ中心の共布くるみボタンを作ります。 トンカチで叩いて作るという、レースのイメージとなんとも似つかわしくない作業・・・(案外好きです)。
無事、3日で完成!
続いて、ギリギリで、お揃いの新郎のシャツを、同じ生地で作りました。
(夫婦漫才師のような写真だと言われましたが、シャツとドレスが正面からわかりやすく映っているのがこちらしかなかったので、すみません・・・) 新郎のシャツは、衿の部分だけをレースと2枚重ねにし、全体はシルクサテンの生地。
新婦のドレスは、上身頃がレース生地とシルクサテンの2枚重ね。
スカート部分は切り替えて、ギャザーがきれいに入るシフォン生地にしました。
スカートの下にワイヤー入りのパニエをはいています。
(タキシードと、ヴェールなどの小物はレンタルしました)
後ろ中心に、10mmサイズの小さなくるみボタンをズラッと並べて。
こちらは見せかけで、ドレス自体は左脇ファスナー明きで、着脱ラクチンです。
式場は、私の地元・熊本の、南阿蘇にある天文台。
なんと挙式はプラネタリウムでした。
旦那が宇宙や星が好きなので、こちらを見つけたときは嬉しくなりました。
ペンションやレストランを兼ね備えた天文台で、
挙式・披露宴共に、家族親族友達総勢15名の、ささやかな結婚式でした。
5月は新緑が美しく、お庭がとても気持ちよかったです。
先日の熊本の地震で、南阿蘇も被害がありましたが、こちらの天文台は営業を再開されています。
ぜひみなさま遊びに行ってくださいね。
南阿蘇 ルナ天文台『オーベルジュ森のアトリエ』さん
お庭にはブランコがこの他にもいくつかあり、ハンモックなんかもあって、
家族みんなで前泊したのですが、甥っ子姪っ子にも大人気でした。
披露宴は、新郎新婦とゲストさまが同じテーブルに座る会食形式。 (私の隣は叔母です…)
余談。サイダーにくまモンがいました。
ケーキカットはジャケットを脱いでラフに。
ケーキは南阿蘇産の旬のフルーツを使用するため、5月はいちごではなく、メロンやマスカットでした。なので全体にグリーンな仕上がりになっています。 新郎のシャツ、実は半袖でした。。
袖口カフスが時間かかるので、間に合わなかったからなのですが・・・
でも半袖にしたおかげで、レース生地ですが今でも普段も着てるので、結果オーライ・・・
他にも、リングピローも間に合わず、作りかけのまま持って行き実家で仕上げようと思っていたところ、綿(わた)がなく断念。
式場に向かう途中で綿を調達し、そのまま式場に持って行くも、前泊したペンションでハサミを借りるのを忘れ、結局、当日の控室で仕上げるという、なんとも私らしいバタバタっぷりでした。。 (証拠写真を抑えられていました。ぶれていますが)
無事、間に合いました~。
シャツ&ドレスと同じ生地で作りました。
* * * * * * * * * * * *
cous cousでウェディングドレスのオーダーをご注文していただく方は、
ほとんどの方がレンタルにはないシンプルなものがお好みで、
また、ご自身のドレスを手作りされる方も増えています。
ウェディングドレスをお作りさせていただくことは、とても大変なことですが、
それ以上にとても嬉しく、かけがえのないお仕事です。
これからご結婚をお考えの方は、ぜひ一度、ご相談くださいね。
いろいろお話をしながら、ひとつひとつ決めていけたらと思っています。
私は3日という強行スケジュールで作ってしまいましたが、
本来はとても細やかな作業が多いので、
ウェディングドレスをお考えの方は、少なくとも半年前にはお知らせいただけたらと思います。
よければ、cous cousサイトの、WEDDINGのページをご覧ください。
長くなってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。
自分のウェディングドレスと、新郎のシャツを手作りしました。
書こう書こうと思いながら月日が経ってしまい・・・
一年前のことを思い出しながら、製作のことなど、お伝え出来るといいなと思います。
一年前の5月は、オーダーや百貨店出店や宝塚スカイステージのお仕事などで、たまたまちょうど多忙を極めていて、
ウェディングドレス製作に費やせる日数は、3日。
それまでにデザインやある程度のイメージは固まっていましたが、
1日目でパターン~仮縫い、
2日目に裁断~縫製、
3日目は縫製、仕上げ
という手順で、ミスなく滞りなく運ばなければならない状態でした。
生地は、レース、シフォンをメインに、ゴテゴテしないように。
純白より、オフホワイト。
デザインは、オフショルダーだけ決めて、あとはそれをいかすように。
決めたことは、ざっくりそれだけ。
生地は製作日までに時間を見つけて、数か所で調達しました。
特にポイントとなるレースはかなり探し、いろいろ購入しましたが、
最終的に、江坂の大塚屋さんで買った生地レースを使用しました。
こちらが最後まで悩んだレースでした。
スカート部分のパターン。大きすぎて写真に収まっていません。
実際にレースを当てていきます。
このへんは、型紙を使わずボディに直接着せつけていく、ドレーピングという手法です。
ネイルは、シンプルな白のグラデーションにしてもらいました。
普段ネイルしないので、俄然テンションあがりました~!
仮縫いもしたのですが、出来上がったあとでもっと袖を削ってもいいかもと思い、黒テープでラインを修正して、直接カットしていきます。
仕上げです。
後ろ中心の共布くるみボタンを作ります。
無事、3日で完成!
続いて、ギリギリで、お揃いの新郎のシャツを、同じ生地で作りました。
(夫婦漫才師のような写真だと言われましたが、シャツとドレスが正面からわかりやすく映っているのがこちらしかなかったので、すみません・・・)
新婦のドレスは、上身頃がレース生地とシルクサテンの2枚重ね。
スカート部分は切り替えて、ギャザーがきれいに入るシフォン生地にしました。
スカートの下にワイヤー入りのパニエをはいています。
(タキシードと、ヴェールなどの小物はレンタルしました)
こちらは見せかけで、ドレス自体は左脇ファスナー明きで、着脱ラクチンです。
式場は、私の地元・熊本の、南阿蘇にある天文台。
なんと挙式はプラネタリウムでした。
旦那が宇宙や星が好きなので、こちらを見つけたときは嬉しくなりました。
ペンションやレストランを兼ね備えた天文台で、
挙式・披露宴共に、家族親族友達総勢15名の、ささやかな結婚式でした。
5月は新緑が美しく、お庭がとても気持ちよかったです。
先日の熊本の地震で、南阿蘇も被害がありましたが、こちらの天文台は営業を再開されています。
ぜひみなさま遊びに行ってくださいね。
南阿蘇 ルナ天文台『オーベルジュ森のアトリエ』さん
家族みんなで前泊したのですが、甥っ子姪っ子にも大人気でした。
披露宴は、新郎新婦とゲストさまが同じテーブルに座る会食形式。
余談。サイダーにくまモンがいました。
ケーキカットはジャケットを脱いでラフに。
ケーキは南阿蘇産の旬のフルーツを使用するため、5月はいちごではなく、メロンやマスカットでした。なので全体にグリーンな仕上がりになっています。
袖口カフスが時間かかるので、間に合わなかったからなのですが・・・
でも半袖にしたおかげで、レース生地ですが今でも普段も着てるので、結果オーライ・・・
他にも、リングピローも間に合わず、作りかけのまま持って行き実家で仕上げようと思っていたところ、綿(わた)がなく断念。
式場に向かう途中で綿を調達し、そのまま式場に持って行くも、前泊したペンションでハサミを借りるのを忘れ、結局、当日の控室で仕上げるという、なんとも私らしいバタバタっぷりでした。。
シャツ&ドレスと同じ生地で作りました。
* * * * * * * * * * * *
cous cousでウェディングドレスのオーダーをご注文していただく方は、
ほとんどの方がレンタルにはないシンプルなものがお好みで、
また、ご自身のドレスを手作りされる方も増えています。
ウェディングドレスをお作りさせていただくことは、とても大変なことですが、
それ以上にとても嬉しく、かけがえのないお仕事です。
これからご結婚をお考えの方は、ぜひ一度、ご相談くださいね。
いろいろお話をしながら、ひとつひとつ決めていけたらと思っています。
私は3日という強行スケジュールで作ってしまいましたが、
本来はとても細やかな作業が多いので、
ウェディングドレスをお考えの方は、少なくとも半年前にはお知らせいただけたらと思います。
よければ、cous cousサイトの、WEDDINGのページをご覧ください。
長くなってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。
by couscouscous
| 2016-05-30 18:35
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